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都市の中での解像度を高め余白を設計する B257『都市で進化する生物たち: ❝ダーウィン❞が街にやってくる』(メノ スヒルトハウゼン)

メノ スヒルトハウゼン (著), 岸 由二 (翻訳), 小宮 繁 (翻訳)草思社 (2020/8/18) 『建築雑誌 2205 野生の都市 City is Already Wild』で紹介されていて関心をもったので読んでみたけれども、とても...続きを読む »


2羽のスワンによる世界の変化の序章 B256『資源の世界地図』(飛田 雅則)

飛田 雅則 (著)日本経済新聞出版 (2021/5/26) 『レアメタルの地政学:資源ナショナリズムのゆくえ』と一緒に買った本。 前回のはレアメタルに特化した本であったが、こちらは資源全般について世界的な傾向をコンパクトにまとめたもの。 と...続きを読む »


距離においてとどまりリズムを立ち上げる B255『自然なきエコロジー 来たるべき環境哲学に向けて』(ティモシー・モートン)

ティモシー・モートン (著), 篠原 雅武 (翻訳)‎ 以文社 (2018/11/20) エコロジーという言葉の使われ方に漠然とした違和感を感じる機会が増えてきている気がする。 そんななか、エコロジーという言葉に対していかなる思想を持つこと...続きを読む »


自然とともに生きることの覚悟を違う角度から言う必要がある B251『常世の舟を漕ぎて 熟成版』(緒方 正人 辻 信一)

緒方正人 (著), 辻信一 (著, 編集) 素敬 SOKEIパブリッシング (2020/3/31) あるきっかけで水俣の仕事に関わったのと、以前読んだ本で著者に興味をもったので読んでみた。 生国という言葉は水俣病に関する運動をされていた緒方...続きを読む »


父から子に贈るエコロジー B248 『僕たちはどう生きるか 言葉と思考のエコロジカルな転回』(森田真生)

森田真生 (著) 集英社 (2021/9/24) 前に読んだ2冊『数学する身体』『計算する生命』が面白かったので、数学者(と括ってよいかはわからないけど)がこのタイトルで何を語るのだろうか、と気になったので読んでみた。 パンデミックが起きた...続きを読む »


本質的なところへ遡っていく感性を取り戻す B251 『絶望の林業』(田中 淳夫)

田中 淳夫 (著)新泉社 (2019/8/6) 日本の森林面積は日本の国土の67%、約3分の2が森林である。(H29年) 林業の持つ可能性は計り知れないものがあるに違いない。と思うけれども、どうやら問題は山積みらしい。 建築の業界にいながら...続きを読む »


宝の山をただの絵にしないためには B246 『里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く』(藻谷 浩介,NHK広島取材班)

藻谷 浩介 (著), NHK広島取材班 (著)KADOKAWA/角川書店 (2013/7/10) 10年近くも前の本であるが、これまでの流れからようやく手にとって読んでみた。 あまりじっくり書く時間がないけど、先に進みたいので簡単にでも書い...続きを読む »


物語を渡り歩く B245 『自然の哲学(じねんのてつがく)――おカネに支配された心を解放する里山の物語』(高野 雅夫)

高野 雅夫 (著)ヘウレーカ (2021/8/20) 「人新世の資本論」を三分の一ほど読んだ頃、これは里山資本主義的な話につながるのでは?という気がした。 と言っても、藻谷浩介の「里山資本主義」は「流行ってるな」と横目で見ていただけで未読だ...続きを読む »


進むも退くも、どちらも茨の道 B244 『レアメタルの地政学:資源ナショナリズムのゆくえ』(ギヨーム・ピトロン)

ギヨーム・ピトロン (著), 児玉 しおり (翻訳)原書房 (2020/2/29) 前回の記事に関連してレアメタルについて興味を持ったので読んでみた。 訳書は相性が悪いと読みづらく感じることも多いけれども、この本はテンポの良い文章でとても読...続きを読む »


システムに飼いならされるのはシャクだ、というのは個人的なモチベーションとしてありうる B243 『人新世の「資本論」』(斎藤 幸平)

斎藤 幸平 (著)集英社 (2020/9/17) 売れてる本なので少し敬遠していたのですが、前回の流れから一度読んでみようと購入。 SDGsはまさに現代版「大衆のアヘン」である。(p.4) 序文からアオリ気味で始まる本書は、ざっくりいうと、...続きを読む »


高断熱化・SDGsへの違和感の正体 B242 『「人間以後」の哲学 人新世を生きる』(篠原 雅武)

篠原 雅武 (著)講談社 (2020/8/11) 「高断熱化・SDGsへの違和感の正体」というのはキャッチーな見出しのようだけれども、今感じてることを素直に書くとこうなる。 今まで感じていた違和感はどこから来るのか。それに関してこの本を読ん...続きを読む »


あらゆるものが、ただそこにあってよい B212『複数性のエコロジー 人間ならざるものの環境哲学』(篠原 雅武)

篠原 雅武 (著)以文社 (2016/12/12) 『公共空間の政治理論』を読んでから気になっている著者が気になっているというティモシー・モートンの思想を紹介するような内容。たぶん、自分も何かしら感じるものがあるだろうと思い読んでみた。 あ...続きを読む »


『原っぱ/洞窟/ランドスケープ ~建築的自由について』

建築によって自由を得たいというのが僕の基本的な考えなのですが、最近、青木淳の本を読み、この点について共感する部分が多かったので、ここで一度考えをまとめてみようと思う。 青木淳のいう「原っぱ」というキーワードは、僕の中では「洞窟」という言葉で...続きを読む »


棲み家

棲みか 学生のころ友人と「棲みかっていう言葉はいいな」という話をしながら、「棲みか」という言葉から生まれる可能性のようなことを考えていたことがあった。 しかし、そのときはうまく言葉に出来なかった。 最近、再び「棲みか」という言葉の持つニュア...続きを読む »