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生きることとリズム B311『センスの哲学』(千葉 雅也)

センスとは何か。センスの裏にあるリズム論から、建築や自然とリズムの関係をティモシー・モートンなどをひいて考察する。続きを読む »


ロゴスとピュシス B309『ナチュラリスト:生命を愛でる人』(福岡 伸一)

著者はなぜ、自身の研究室を閉じようとしたのか。ロゴスとピュシス、メンターの存在などをもとに考える。続きを読む »


想像力を再構成する B304『菌類が世界を救う ; キノコ・カビ・酵母たちの驚異の能力』(マーリン・シェルドレイク)

菌類の世界は知らなかったことばかりだ。菌類は、世界をあるがままに捉えるためにはどういうスタンスが必要か、のヒントを与えてくれる。続きを読む »


弱い力と次世代へと引き継ぐべき技術 B279『住まいから寒さ・暑さを取り除く―採暖から「暖房」、冷暴から「冷忘」へ』(荒谷 登)

荒谷 登 (著)彰国社 (2013/8/1) 地球環境時代を迎えるいま、経済力、技術力、エネルギーに頼った力づくの問題解決ではなく、それぞれの地域が持っている特質をより顕著なものにする、奪い合うことのない成長のあり方を、本書を通して考えてみ...続きを読む »


関係性と自立性の重なりに向けて B267『四方対象: オブジェクト指向存在論入門』(グレアム ハーマン)

グレアム ハーマン (著)人文書院 (2017/9/26) 現代の一般教養の一つとして一度ハーマンを読んでおこうとだいぶ前に購入。 まだ感想がぼんやりしているが、今頭に浮かぶことを書いておきたい。 いいとこどりの見取り図 実在論もしくは形而...続きを読む »


新しい景色がみたい B264 『環境シミュレーション建築デザイン実践ガイドブック』(川島 範久)

川島 範久彰国社 (2022/5/24) 一定期間ごと何かしらテーマを決めて自分を少しづつアップデートするように心がけているのですが、昨年末ぐらいからのテーマは「環境」でした。 近年、環境の問題と向き合うことは必須になったと思うのですが、自...続きを読む »


リズム=関係性を立ち上げ続けるために思考する B263 『未来のコミューン──家、家族、共存のかたち』(中谷礼仁)

中谷礼仁 (著)インスクリプト; 四六版 (2019/1/25) 本書は、今和次郎、篠原一男、ミース、白井晟一、ロース、上野千鶴子、フーコー、エンゲルス、ハワード、ハスクレー、ゲデス、カント、アーレント、アレグザンダー、ガタリ、レイン、民家...続きを読む »


世界を渦とリズムとして捉えてみる B262 『間合い: 生態学的現象学の探究 (知の生態学の冒険 J・J・ギブソンの継承 2) 』(河野 哲也)

河野 哲也 (著)東京大学出版会 (2022/3/14) 2013年に刊行された『知の生態学転回』三巻本の続編とも言える新しい九巻シリーズのうちの一つ。 一気に全巻は難しいと思い、まずはそのうちの一冊を買ってみた。 (前回のシリーズも購入前...続きを読む »


里山なき生態系 B260『さとやま――生物多様性と生態系模様』( 鷲谷 いづみ )B261『里山という物語: 環境人文学の対話』(結城 正美 , 黒田 智他)

鷲谷 いづみ (著)岩波書店 (2011/6/22) 結城 正美 (編集), 黒田 智 (編集)勉誠出版 (2017/6/30) 今、ぷち2拠点居住を実現すべく、山里の土地を探しているところだけどなかなか進展がない状況。 そんな中、自分の琴...続きを読む »


ノンモダニズムの作法 「すべてはデザイン」から「すべてはアクター」へ B258『ブルーノ・ラトゥールの取説』(久保明教)

久保明教 (著)月曜社 (2019/8/9) ラトゥールは1947年生まれのフランスの哲学者・人類学者で、アクターネットワーク理論(Actor-Network-Theory ANT)で知られる。 本書は著者が「極めて難解ではないが、極めて誤...続きを読む »


都市の中での解像度を高め余白を設計する B257『都市で進化する生物たち: ❝ダーウィン❞が街にやってくる』(メノ スヒルトハウゼン)

メノ スヒルトハウゼン (著), 岸 由二 (翻訳), 小宮 繁 (翻訳)草思社 (2020/8/18) 『建築雑誌 2205 野生の都市 City is Already Wild』で紹介されていて関心をもったので読んでみたけれども、とても...続きを読む »


距離においてとどまりリズムを立ち上げる B255『自然なきエコロジー 来たるべき環境哲学に向けて』(ティモシー・モートン)

ティモシー・モートン (著), 篠原 雅武 (翻訳)‎ 以文社 (2018/11/20) エコロジーという言葉の使われ方に漠然とした違和感を感じる機会が増えてきている気がする。 そんななか、エコロジーという言葉に対していかなる思想を持つこと...続きを読む »


全体性から逃れる自由な関係性を空間的に実現させたい B252『現代思想入門』(千葉 雅也)

千葉 雅也 (著)講談社 (2022/3/16) デリダをはじめ哲学者の言説はいたるところで目にしてきたけれども、体系的に学んだことがなく、その都度ぼんやりとしたイメージを頭に浮かべることしかできなかったため、このブログでももう少し体系的に...続きを読む »


自然とともに生きることの覚悟を違う角度から言う必要がある B251『常世の舟を漕ぎて 熟成版』(緒方 正人 辻 信一)

緒方正人 (著), 辻信一 (著, 編集) 素敬 SOKEIパブリッシング (2020/3/31) あるきっかけで水俣の仕事に関わったのと、以前読んだ本で著者に興味をもったので読んでみた。 生国という言葉は水俣病に関する運動をされていた緒方...続きを読む »


物語を渡り歩く B245 『自然の哲学(じねんのてつがく)――おカネに支配された心を解放する里山の物語』(高野 雅夫)

高野 雅夫 (著)ヘウレーカ (2021/8/20) 「人新世の資本論」を三分の一ほど読んだ頃、これは里山資本主義的な話につながるのでは?という気がした。 と言っても、藻谷浩介の「里山資本主義」は「流行ってるな」と横目で見ていただけで未読だ...続きを読む »


分裂を単純な数学的操作によって乗り越える B216『ゲンロン0 観光客の哲学』(東 浩紀)

東 浩紀 (著)株式会社ゲンロン (2017/4/8) onokennote: ゲンロン0読了。前も思ったけど、哲学的な基礎知識がなくとも一冊の本として面白く読ませるのがすごいなー。伏線がきれいに回収されてゾクゾクするような瞬間が何度かあっ...続きを読む »


建築ならざるものからはじめてみよう B213『人の集まり方をデザインする』(千葉 学)

千葉 学 (著)王国社 (2015/8/1) 基本的にはこれまでの論考を集めたもの。本のタイトルは書き下ろしのタイトルと同じ『人の集まり方をデザインする』となっている。 最後のピース タイトルから抽象的な内容が多いのでは、と思っていたけど、...続きを読む »


あらゆるものが、ただそこにあってよい B212『複数性のエコロジー 人間ならざるものの環境哲学』(篠原 雅武)

篠原 雅武 (著)以文社 (2016/12/12) 『公共空間の政治理論』を読んでから気になっている著者が気になっているというティモシー・モートンの思想を紹介するような内容。たぶん、自分も何かしら感じるものがあるだろうと思い読んでみた。 あ...続きを読む »