読書記録

気がついたらなんとなく過ごす日々が多くなっていた。
本棚の本も読み流したままで自分の言葉にする作業を怠っていた。
脳みそも錆付きかけている。
そんな日常から抜け出すために溜まった本を読み返し、そこから自分の言葉を見つける作業を始めよう。
そうして、見つけた言葉の断片を寄せ集めて、もう一度自分の地図を描こう。

ということで続けてきましたが、とりあえず目標の100冊は達成しました。
これからもぼちぼちやっていきます。



B037 『装飾の復権-空間に人間性を』

内井 昭蔵 彰国社(2003/12) 「装飾」というのもなかなか惹かれるテーマである。 アドルフ・ロースの『装飾と犯罪』ではないが、なんとなく自分のなかで装飾をタブー視することが規範化されてしまっている気がする。 しかし […]

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B036 『つくりながら考える・使いながらつくる』

山本 理顕、山本理顕設計工場 他 TOTO出版(2003/02) 邑楽町の新庁舎コンペが白紙になったのは非常に残念だ。 正確なことはわからないが、建築が相も変わらず政治の道具と考えられているようでとても悔しい。 このコン […]

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B035 『家族を容れるハコ 家族を超えるハコ』

上野 千鶴子 平凡社(2002/11) 仮に、社会の中から用済みの概念を見つけ、解体することによって、その概念によって縛られている人を解放することが社会学の使命の一つだとしたら、著者は紛れもない社会学者だと思う。 それは […]

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B034 『この先の建築 ARCHITECTURE OF TOMORROW』

小巻 哲 , ギャラリー間 (編集) TOTO出版(2003/07) ギャラリー間の100回目の展覧会を記念して行われたシンポジウムの記録。 各世代から1人ずつ、5世代5人によるセッションが5回行われた。 各セッションの […]

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B033 『建築の終わり―70年代に建築を始めた3人の建築談義』

岸和郎 北山恒 内藤廣 TOTO出版(2003/05) 建築はイデオロギーから直截な形態の問題となった。そして形態の問題は分かりやすいため容易に政治的権力や資本権力の道具になる。そんな状況に無自覚であることを僕は「建築の […]

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B032 『竹原義二 間と廻遊の住宅作法』建築文化1997年3月号

竹原義二(彰国社)1997.03 残念ながら休刊になってしまった建築文化のWEBの『MY建築文化、この一冊!』にならって、僕なりの一冊を考えるとこれになる。 竹原義二はそれほどの派手さはなのだが、誠実で奥行きのあるものを […]

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B031 『沢田マンション物語』

古庄 弘枝 (2002/08)情報センター出版局 前々から読みたいと思っていたところ本屋で見つけて即購入。 マンションを二人の力だけで建てた沢田嘉農・裕江さん夫婦の物語。 >>沢田マンションどっと混む >>ARCHITE […]

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B030 『負ける建築』

隈 研吾 岩波書店(2004/03) 隈研吾独特の論理的な文章が続くが、今までに比べなんとなくキレがない気がした。 そのわけはあとがきの最後の部分で分かった気がした。 世界で最も大きな塔が一瞬のうちに小さな粒子へと粉砕さ […]

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B029 『ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論』

立花 隆 (1995/12)文藝春秋 立花隆の本を検索してみると、歩いて5分の公民館の図書館においてあったので少し古いが借りてみた。 読書術なんかも載っていて面白かった。 しかし、一番の興味は彼の好奇心の行く先である。 […]

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B028 『平成15年度バリアフリー研修会講演録』

中村隆司講師(バリアフリー研究会?)? どこから入手したかは忘れたが、前に福祉施設についていろいろ調べていたときに見つけてコピーしてたもの。 その中で出てきた「発達保障理論」という言葉がとても心に残っていたので、引っ張り […]

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B027 『知恵の樹』

管 啓次郎、H.マトゥラーナ 他 (1997/12)筑摩書房 オートポイエーシスに興味があることと、友人の『映画を観たあとのような読後感』という奨めでだいぶ前に図書館でわざわざ閉架書庫から探してきてもらって少しづつ読み始 […]

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B026 『はじめての禅』

竹村 牧男 講談社(1988/06) 確か大学生のころだったと思う。 (狭い意味で)宗教的な人間とはとても思えない父の書斎の本棚を物色しているときにこの本を見つけた。 興味本位で拝借したまま、いまだに返さずに、時々読み返 […]

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B025 『建築意匠講義』

香山 寿夫 東京大学出版会(1996/11) 僕は「空間」についての捉え方の多くをこの本からスタートしたように思う。 建築を学び始めの人にはお勧めで、この本のおかげで、最初は掴み所がなく曖昧過ぎた建築・空間という概念を、 […]

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B024 『モダニズム建築の軌跡―60年代のアヴァンギャルド』

内井 昭蔵 (2000/07)INAX出版 60年代に活躍した日本の建築家を論文及び内井昭蔵との対談形式で紹介。 対談の最後は毎回、後進への一言で締められ示唆に富む。 登場する建築家は 丹下健三 Kenzo Tange […]

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B023 『ルイス・カーンとはだれか』

香山 寿夫 (2003/10) 王国社 カーンについて考えようと思って図書館で借りた本。 カーンの本というよりは、カーンに思いを寄せる香山壽夫の本である。 著者の香山であるが、僕が大学生のころ彼の書いた『建築意匠講義』を […]

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B022 『驚異の百科事典男 世界一頭のいい人間になる! 』

A・J・ジェイコブズ (2005/08/03)文藝春秋 ある雑誌編集者が1年間をかけてブリタニカ百科事典(全32巻・3万3千ページ)の読破した記録。 某ブログで紹介しているのをみて興味を持ったので買ってみた。 イミダスな […]

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B021 『茶色の朝』

フランク パヴロフ、ヴィンセント ギャロ 他 (2003/12) 大月書店 本屋をうろうろしていて、タイトルだけでなんとなく衝動買いしてしまった本。 でも、結構タイムリーで大切なことが書かれていた。 30ページ足らずの寓 […]

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B020 『壁の遊び人=左官・久住章の仕事』

久住 章 (2004/12) 世織書房 カリスマ左官師と言われる著者であるが、 「本当に自由なおっちゃんやなぁ」 と言う印象を強く受けた。 「遊び人」というタイトルも伊達じゃない。 好奇心旺盛に、知識と知恵を動員し自らの […]

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B019 『建築的思考のゆくえ』

内藤 廣 王国社(2004/06) 『建築的思考のゆくえ』というタイトルに気負って読み始めたのだが、思っていたよりずっと読みやすく、すっ、っと入ってくる文章だった。 分かりやすく書いてあるのは、著者が最近大学の土木分野で […]

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B018 『河辺家のホスピス絵日記―愛する命を送るとき 』

河辺 貴子、山崎 章郎 他 (2000/01) 東京書籍 ホスピスのラフな計画をする機会があった。(本当にラフな) じっくりと勉強する時間がなかったのだが、こういう施設の線を引くのに、少しは勉強しなければあまりにも心苦し […]

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