中心市街地の存在理由って何?

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川内の友人がまちづくりに関わっているのですが、関心があったので川内を案内してもらいました。

時間不足であまりつっこんだ話はできなかったので、ここではとりあえず川内を案内してもらう前から漠然と思っていたことを書くことにします。

中心市街地の存在理由って何?

「まちづくり」についてはまだきちんと体系立てて勉強したことがないのでごくごく基本的な疑問になって申し訳ないのですが、中心市街地の存在理由って何なのでしょうか。

消費が郊外の大型店舗に逃げているということは、多くの消費者がそちらを選択したということで、選挙で言えば先日の自民党のように大敗したようなものです。(大多数の瞬間的な選択が必ずしも豊かな未来を指し示しているとは限らなかったりもしますが)
極端な話、中心市街地の商店街なんて別になくてもいいじゃん、と言われたらなんと答えるでしょうか。

ここでちょっと[中心市街地存在理由]でググってみたところ下記のような文章に当たりました。(多少古い記事ですが)

S067中心市街地活性化への七つの扉

漠然と「買い回り商店街」あるいは「地域中心商店街」、「広域商店街」などという「定義」がされているかも知れませんが、この程度の定義では郊外型ショッピングセンターと区別が付きません。区別がつかないということは、無意識のうちに郊外型ショッピングセンターがやっている商売にはるかに劣る質と規模で追随している、ということです。
(中略)
商店街活性化=広域で分担する商業機能を決定し、機能を整備すること。それも「買い回り型商店街」などというレベルではなく、郊外型ショッピングセンターとの関係をはっきり認識したレベルで、存在理由=デスティネーションを設定し、充実させていくことが中心市街地活性化の最大の課題です。

僕も郊外の大型店だけあればいいとは思いませんし(どちらかというと昔ながらの商店街の雰囲気の方が好き)、まちには多様性があった方がいいと思います。

だけど、雇用や地域経済の問題、コミュニティや生活そのものの質・ライフスタイル又は高齢化の問題、その他いろいろな問題があるとは漠然と思っていても、「中心市街地の存在理由って何?」と聞かれてすぐに簡潔に説明できる言葉を持ち合わせていません。

中心市街地が「誰にとって」「どんな価値」がある(どんな価値を提供できる)のか、簡潔に誰にでも分かるように答えられるようでないと目的を共有し具体的に前に進んでいくのは難しいように思います。

・「中心市街地の存在理由」を簡潔に(例えば140文字以内で)書くとすればどうなるでしょうか。

・具体的に「誰にとって」「どんな価値」を(例えば優先順位をつけて10個)箇条書きで書くとすればどうなるでしょうか。

について別のエントリーで考えてみようかと思いますが、宜しければ皆さんの意見をお聞かせ下さい。

「誰にとって」の「どんな価値」にウェィトを置くかは場所によって異なるように思いますし、それによっても目指す方向に違いが生まれるように思います。




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