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メタボ

metaborc
今晩から『metabo-baby』の模型に入っています。

構成がシンプルなのでRC(鉄筋コンクリート)部分までは出来ました。

オリジナルの都城市民会館メタボリズム の思想で設計され、しっかりとしたRCの上に新陳代謝の可能な鉄骨が載せられています。

オリジナルとは違いますがこうして模型を作ってみるとその辺がよくわかりますね。

都城市民会館についてはもっと詳しく書きたいところですが、明日に備えて今日はこれまで。




模型の精度


ようやく一つ目の模型が出来上がりそうです。


模型は作っているうちにだんだん精度もスピードも上がってくるのですが、精度が上がればそれでいいというものでもない気がします。

あまりカチっと作ってしまうと表情が硬くなりすぎてしまうのですが、実際にホンモノを作る際は今の工業製品の組み合わせによる作り方だとその硬い表情の方が容易で、表情を崩す方が手間もコストもかかります。

模型を作るときの手仕事によるムラのようなものを実際に作るとなると藤森さんのように技術に踏み込む方法か、ムラそのものを抽象的に捕らえなおして工業製品の高精度でそれを再現する方法(伊藤さん、藤本さんがそうでしょうか)があるように思います。

模型のムラからも発見できることがあるのですが、1/100模型だと、実際に模型を見て感じる精度と写真にしたときに感じる精度が違うのは困ったものです。

一番厄介なのをやっつけたので、明日からは『metabo-baby』の模型にはいってばんばんつくるぞー。




2次元と3次元による検討

CGパース(2次元)は細部まで詰めたものだと、実物もほぼ同じように見えるように立ち上がる。

見え方(写真の写り方と言っても良いかもしれない)は2次元の検討でかなりの部分まで”確認”できるのだけども、空間のありようのようなものは2次元では”確認”出来ないように思う。

経験と想像力である程度の検討は出来ても、それは”確認”とはちょっと違う。

逆に模型(3次元)の検討だと、空間の”確認”は出来るのだけども、細部の作りこみには限度があるので、見え方は経験と想像力に頼らざるを得ない。

この違いはどこから生まれるのだろうかと考えてみると、人間の空間の認識の仕方によるのかもしれないと思った。
オノケンノート ≫ B047 『アフォーダンス-新しい認知の理論』

単に刺激を受け取るのではなく、例えば身体を動かして視点を変えたり、物を触ったり動かしたりしてみたりと、いろいろと探りを入れながら環境から情報をピックアップしていくのである。

VRの技術を駆使してインタラクティブな関係を生み出せれば別かもしれないけど、”想像力”の次元を無視すれば2次元の画像がこちらの呼びかけにリアルに反応することはない。

だけども、模型だと、視点を変えたり模型を動かしたりして空間に探りを入れることが出来る。(実際に模型を見るときはそうすると思います)

その違いが2次元と3次元で確認できることの違いを生み出しているのかもしれないし、それを最大限生かした検討方法って言うのもありそう。

そんなことを考えたら
オノケンノート ≫ む展

そのときふと、佐々木 正人の肌理の話を思い出して、少しずつ遠ざかってみてみた。 すると、ある距離になると、絵の具のかたまりだったものが光やモノの肌理となって奥行きや世界観をつくりだす。

って言うのを思い出した。

ああいう絵っていうのは一種のバーチャルリアリティ技術なのかもしれない。




模型製作中

『affo-rest』の模型から作り始めているのですが、こいつが手ごわいです。

この住宅のコンセプトを表現しようとすると他の模型の数倍は時間がかかりそうです。
もっと簡易につくる方法もあるのですが、それだとうまく伝わりそうにありません。

昨年はなかなかこの模型に取り掛かれずにずるずると来てしまったのですが、今年は最初にやっつけてやる!

まぁ、あせらずじっくり。




謹賀新年2009&今年の抱負

新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

去年の抱負に対してあまり良い点をつけられない気がしますが、今年は採点し易いようにもう少し具体的に。

去年のアウトプットとしてのHouse-Studyは上の画像の9案。
9案というのはだいたいイメージしてた程度なのですが、模型まで作成できませんでした。

今年は書斎が出来たので子供をいいわけには出来ません。

ということで、一つ目の抱負。

1.House-Studyの6~14の模型を作成しながら、House-Study15~22の案を模型まで作成する。

ひとつひとつに掛ける時間をもう少し増やしたい気持ちもありますが、それよりも形にすることを優先します。(完成度を優先するのはもう少し後にします。)

また、だらだらとテレビをみるようにインターネットを見たりWORDPRESSをいじるのを控え、考えて言語化する方に時間を割く。というのも、意識したいです。
それで、ブログの記事数を目標に挙げようかと思ったのですが、そのまま外に出せる事柄ばかりではないので、サイト上にはあまり現れないかもしれませんが、

2.毎日必ず小さなノート1枚に何かを書く。(スケッチを含めるが、文章は必ず一言は入れる)

というのを、抱負の一つにしたいと思います。

あと、毎年、”身体性を取り戻そう!”と思うのですが、
オノケンノート -B011 『自分の頭と身体で考える』

僕は、心の片隅では、いざサバイバルな状況に放り込まれたとしても生きていける、最低限の身体と、『野生』を手放さずに生きていくことが、『生物』としてのマナーだと思っている。
それは、僕のなかでは僕が自然の世界にとどまれる『境界線』なのだ。

オノケンノート -再・々・宣言!

僕のイメージとしては”自然の中で生き抜く民が自然に身につけた自然な健康体”、しなやかで謙虚な身体(まさに自然体)が理想なのだ。
しかし、現実は”不自然な都市生活の中での不自然な不健康体”で”ぶよぶよの尊大な肉体”。
やばい。なんとかせねば。

妻には『毎年正月に同じこと言ってるじゃない』とたしなめられてしまいました。

なので、今年は具体的に。

3.体重を3キロ落とす。

夕食を馬鹿食いしなくなってから、現状維持は出来るようになってきたのですが、ここから減りません。
今の体力じゃまずいな、というのもあるので、チャリ通を再再々々復活します。
子供が生まれたら2,3ヶ月はゆっくりチャリ通もできないでしょうから、正月明けから開始です。

さて、具体的に書いてしまうと出来なかった時の冷たい視線が恐いのですが、もう書いちゃいました。

やらねば。