折図出典:『小松英夫作品集』小松英夫
150×150 不切正方形一枚折り

240角の紙があまりないので推薦用紙より小さい紙で折ったら結構大変だった。(でも小さいのが好き)

「足がいちどきに現れる工程は、折図初出時からすでに完成していたもので、非常に気に入っているものです。構造・工程・造形が一体となった、折り紙のマジック性が味わえるのではないかと思います。私自身も折っていると何かだまされているような感覚を覚えることがあります」

折ってる途中を見てもこれが馬になるとは思えない。知らない間に馬になっている。

これだけ折っていても折り紙を創作する思考過程が全くというほどイメージ出来ない。試行錯誤の繰り返しの中から偶然発見するものも多いのだろうが、展開図にいろんな補助線を引いて分析したりしてるようだ。たぶん展開図を見て完成形がすぐイメージ出来たり、いろんな定石のようなものが見えるようにならないと難しいんだろうな。その一歩は未だ踏み出せないし、当分踏み出せる気もしない。

チビ達が適当に折りながら創作っぽいことしててびっくりさせられるけど、そんな無邪気さはとっくに失っている。