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映画『MY ARCHITECT』

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監督のナサニエル・カーンは近代建築の巨匠の一人、ルイス・カーンとカーンの愛人との息子である。

ナサニエルが父と関係のある人々を訪ねてまわるというドキュメントである。

しばらく前に鹿児島の建築家協会の主催でこれを見たのだが、字幕等の入る前のオリジナルのものだったので、言葉やストーリーはあまり分からなかった。(プロジェクターの不具合で音もあまり聴こえなかった)

しかし、カーンの建築の映像はどれも美しく、その土地の人々の誇りであろうと想像させるものであった。

ところどころに挿入されているカーンの動いている映像や過去の写真は、態度は堂々としているがなんとなく物悲しくみえた。

カーンの内に潜むコンプレックスが見えたような気がして、それがカーンの建物の優しさに現れている気がした。

これは、ほとんど映像のみだったので感じることが出来たのかもしれない。
思わぬ収穫だ。

鹿児島で公開されるかは分からないが、字幕入りのものも見なければ。。
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