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展覧会レポートその1 述べ来場者数・総投票数


お陰さまで無事展覧会を終えることができ少しほっとしています。
いろいろな方に支えていただいた展覧会でした。ありがとうございます。

何かの参考になればと思いいくつかに分けて展覧会の報告をしたいと思います。
まずは述べ来場者数・総投票数について。

述べ来場者数

私が会場にて確認した範囲ですが、述べ798名の方にお越し頂きました。
何度か足を運んでくださった方もいますし、最終日の午前中はバックヤードでへばっていたので足音なんかでの予想値です。また、さっと帰られた方や赤ちゃん等も含んでいます。

日による内訳は下記

6(月) 7(火) 8(水) 9(木) 10(金) 11(土) 12(日) 13(月) 14(火)
61 36 49 53 45 190 271 28 65

やはり週末の来場者が多かったですし、日曜日はすぐ横でイベントがあったのが大きかったです。

特に、これだけの方に来ていただいたのは会場がマルヤガーデンズだったことが大きな要因だったと思います。おそらく通常のギャラリーであれば、来られるのは展覧会を知って興味のある方のみでしょうからこの1/4にも達しなかったのではと思います。

ただ来場者が多ければいいというものではないのですが、今回の展覧会の意図からするとマルヤガーデンズがこのタイミングで誕生したのは本当にありがたかったです。

また、住宅というテーマが多くの方の興味の対象であったことも大きかったと思います。

総投票数

総投票数は616票でした。
複数投票された方もいらっしゃいますし(大量投下するお子様も)、ユニーク数では560~580の間ぐらいだと思います。
仮にユニーク投票数/来場者数を570/780とすると投票率は約73%です。

普通にアンケートを取ることと比較するとかなりの割合だと思いますので、ヒト型による投票のアイデアは大成功だったと言っていいんじゃないかなと思います。

また、忙しかったりへばってたりで対応できなかった場合を除きほとんどの方に最初に”よろしければ投票してください”と声をかけたのがよかったと思います。
ふらっと入られる方がほとんどなので、通常のギャラリーでの展覧会のように案内文などを準備しても見てもらうことは難しい(というかほとんど見てもらえない)と思いますので声かけ又は分かりやすくすることは結構重要だと感じました。

投票ランキングやトークライブについてはまた。




トークライブをすることになりました。


お陰さまで昨日の時点で延べ来場者数が700人を超えました。
ありがとうございます。

明日14日の最終日、19:00より会場にてトークライブをすることになりました。

LEAPの永留さんにインタビューして頂き、サウルス建築設計事務所の宇都さんにフォローして頂きながら進める形になると思います。

人前で話すのが極端に苦手なので不安でもありますが僕自身、節目になるような機会になればと思っています。(しどろもどろになったらごめんなさい)
USTの予定もあるようですが、是非会場へ足をお運びください。(本音はあま・・・ry)




模型展二日目終了


模型展も二日目を終了しました。
お越しくださいました皆さん、本当にありがとうございました。

建築系の展覧会といえば関係者に向けてのものが大半だと思うのですが、今回の展覧会では自分の中で建築関係者へ向けての意識を極力無くして、一般の方に
・建築/住宅にもいろいろな考え方・可能性があることを知ってもらうこと。
・設計事務所がどういうところかを知ってもらうこと。身近に感じてもらうこと。
に焦点を絞るように意識していました。

そういう意味では昨日・今日の段階の来場者のうちほぼ9割が建築関係者以外の方だったというのはすごく嬉しい結果ですし、それは会場がマルヤガーデンズだったことが大きいと思います。
このタイミングでマルヤガーデンズがこういうかたちでオープンしたことが幸運でしたしありがたいです。


今日は9割ぐらいの方が投票してくださいましたが(昨日は6割ぐらい)、けっこう票がバラけているのが意外でした。最終的にはブログで発表しようと思っていますが結果が非常に楽しみです。

また、twitter、ブログ等で紹介してくださった皆さんありがとうございます。
ohtematic.com : 「棲み家」をめぐる28の住宅模型展
「棲み家」をめぐる28の住宅模型展 | Masayuki Itagoe Atelier blog
『「棲み家」をめぐる28の住宅模型展』を見て来ました – (´・ω・`)まったりいこうぜ
「棲み家」をめぐる28の住宅模型展|I.P.A.久保建築創造ラボ
MobileMeギャラリー – ONOKEN住宅模型展
オノケン/建築展: 都城から建築をこめて
* le ciel bleu * 〜青空〜:休日を満喫。

いろいろな方に支えられてます。感謝です。




あごぱん×おのけん×ほくおうしんわ

はじまる、かも・・・・・・。




展覧会用の台をつくるなど


朝ASHの設営を終え、昼から展覧会の台をつくることに。
2脚は前に試しにつくっていたので残り5脚。

既存のテーブルを使っても良かったのですが、マルヤのヨサゲな寸法のテーブルが予約済みで残ってなかったことと、高さを700より少しアイレベルに近づけたかったこともあり、トータル920ぐらいの高さの簡単なものを自作することに。

まずは、マルヒラでカットまでしてもらいもって帰って組み立て。

中はちょっとした空間に。こういう模型も作ってみたい。

週末に家で作業をするとなると、作業と子供の相手をいかに両立させるかというのがポイントになってくるのですが(ほんとに?)、今日はペンキ塗りをさせることに。
作業量としてはマイナスで考えてたのですが案外やります。

ある程度臭いが抜けるまでしばらく外で乾燥させる予定。天気が続くといいけれども。

この後、急いで子供のご飯と風呂を済ませてASHのトークイベントに向かいました。

nowhereについてはいずれ。




なぜ「棲み家」なのか (展覧会タイトルについて)

なぜ「棲み家」なのか

「住宅」や「家」ではなく「棲み家」。この言葉からどんな事をイメージしますか?
学生の頃にこの言葉に何か魅力のようなものを感じてからその正体をずっと探しています。

この言葉には「意志」のようなものを感じます。
それは「そこに住む」ということに対する意志であり、「環境と関わっていこう」という能動的な意志です。
それは、もしかしたら子供のころツリーハウスや秘密基地にワクワクしたような感覚に通じるものかもしれません。
このワクワクを少し大げさに「生きる実感」と呼んでみます。
そういった「実感」はおそらく受身では得られないもので、能動的に環境(自分の身の周りのすべてを指しています)と関わっていく姿勢の中から生まれてくるものだと思います。
また、日常的に環境と関わっていくことが「生活」なのだろうと思います。

「住宅」や「家」はあくまで住人の意識の中で完結してしまっている感じがしますが、「棲み家」という言葉には「隙間」を感じます。
それは、意志の入り込む隙間であり、「環境と関っていける余地」です。
20世紀は合理的・機能的にその隙間・余地を埋めることに躍起になってきましたが、意志や関わりあいの余地のないものは息苦しく「実感」や「生活」を伴いにくいように思います。
僕は建築がそこにいる人と関わりあえる余地を持った独立した存在であって欲しいと思っていますが、「棲み家」という言葉のなかにはそういった可能性、「意志」や「生きる実感」、「生活」の入り込む余地を感じるのです。

今回の展示はそんな風に「棲み家」ってなんだろうと考えながらつくった28点の住宅模型たちです。
実際に手にとったり、模型の中を覗き込んだりしながら、あなたならではの「棲み家」について考えてみて下さい。




マルヤガーデンズにて住宅模型展を開催します 12/6(月)-12/14(火)

12月のはじめごろに住宅模型展を行います。

タイトル:「棲み家」をめぐる28の住宅模型展
期間:12月6日(月)~12月14(火)11:00~21:00
場所:マルヤガーデンズgarden4 (4階のD&DEPARTMENT近くです)

Maruya gardens | ガーデンイベント | 「棲み家」をめぐる28の住宅模型展

ここ数年、仕事を終えてから夜中に少しずつ準備を進めてきたもので、1/100スケールの小さな住宅模型を28点展示します。

さまざまな住宅・建築の可能性と、ものをつくっていくことの楽しさをまずは知ってもらいたい、ということで、あまり細かいことは考えずに出来る限りいろいろなタイプのものを製作しました。

実際に模型を手にとって眺めて頂けるようにします。あまりない機会だと思いますのでお気軽に手にとってご覧下さい。
(万が一壊れた際もほとんどが紙ですのでその場で直します。)

この機会にほんの少しでも、建築に対して(ひいては日々の生活に対して)興味を持って頂ければ幸いです。

期間中はなるべく会場にいる予定ですので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りください。

Re-tweet企画
会場では点景用に紙で作ったヒト型(1/100)を使って簡単な投票のようなことができないかなーと思っているのですが、せっかくtwitterをしているのでこれと絡めたささやかな企画を考えました。

この記事もしくはイベントをRe-tweetもしくはtwitterで紹介してくださった方には、特製のアイコン入りヒト型を用意しておきます。(公式RTでもOK)

こんな感じのを作ってお待ちしておりますので、会場の好きな場所に置いてみて下さい。遠方の方等これない方の分も一応つくってどこかにスタンバイさせておきます。

(会期が進むごとにTL上で見知った方のアイコンがちらほら現れたら楽しそうな気がしますが、どれぐらいの方に来て頂けるかはちょっと分かりません。。。)

ご協力をば、よろしくお願いします!

今すぐtweetする

※つぶやきには必ず@onokennoteを含めてくださーい。
※ソーキさんは1/100ミク持ち込みでも可です。

リーフレットも製作中です。でき次第またご案内いたします。




nowhere で ash に参加します。

juddにも載っていましたが、先日プラスディー設計室の川畠さんの呼びかけで発足した、鹿児島建築デザインネットワーク「nowhere」でash Satsuma Design & Craft Fairに参加します。

期間は11/27(土)~12/5(日)
nowhereではマルヤガーデンズ6Fジュンク堂にて、活動紹介やジュンク堂さんの協力による本の紹介等を行う予定。
僕も、丁度ashの次の日からで企画していた模型展用の模型の一部を置こうかと思っています。(模型展の案内は後日)

僕が紹介する本は話しを聞いてすぐに浮かんだものを選びました。他の方がどんな本を選ぶのか楽しみです。

11/27のオープニングトークショーにはnowhereによるトークも予定されていますので是非お越しください。

これからnowhereの輪郭が徐々に浮かび上がってくると思います。どんな展開になるのか楽しみです。(nowhereについては別の機会に何か書きたいと思っています。)




SummerSeminarArchive2010


twitterで知り合ったとある他県の建築士の方からフリーペーパーを送っていただきました。

年に一度、建築家を講師に招く講演会の記録で主に建築関係者に向けた内容のようです。
フリーペーパーの製作は今回が始めての試みのようですが、講演会自体は今年で32年目となる歴史のあるものだそうで、まずそのことに驚きました。

送っていただいた方は年も近いように思いますし、建築の置かれている状況も鹿児島とだいぶ近い印象があります。
ですので、この方のtweetやブログで書かれている内容には共感することが多いですし、さまざまな事柄に対し自分の置かれている状況に応じて丁寧に咀嚼しながら誠実に向き合っている姿勢には見習うべき点がたくさんあります。(ブログの更新頻度も・・・)

このフリーペーパーでは講演会の内容・それに対する感想・講演会の裏側等が紹介されているのですが、単に講演を聴くだけでなく、
迎える建築家の勉強会→講演会→講演会に対するリアクション
と、予習・復習のようなサイクルを設けているのがいいなと思いました。

受験勉強のようなものでも復習をして自分の中に定着させることが特に大事だったと思うのですが、こういうイベントもきちんとリアクションをして自分達の中に蓄積しつつ次へと繋がるきっかけを残しておくことはすごく大切だと思います。
(講演の記録の小見出しを見るだけでもいろいろ伝わってきます。おそらくこれをまとめた方がこの講演会で一番得をしたのでは。)

僕たちも若手の建築士が集まって何かアクションを起こそうとし始めたところですので大いに参考にさせていただこうと思います。

講師の堀部氏の発言で特に心に残ったのは「フィットする感覚についての責任」と「2つの声・2つのリンゴ」についてのカ所。設計する際、頭からの声だけでなく、身体からの声もしっかり聞きましょうと言うことだと思うのですが、その結果そこで過ごす人が身体からの声に対して開かれたような状態になるというのが心地良さの正体かもしれません。

この記録によって氏の誠実な姿勢とを感じるとともに、そういう感覚的なものに対して試行錯誤をしながら、ものづくりを通して一歩づつ近づいている姿が垣間見れたように思います。ただ感覚的なだけでなく、その積み重ねに対する意識がすごく高い方なんだろうなと思います。

たまたま住宅建築の堀部安嗣特集は買っていたので、氏の思考をしっかり追ってみたくなりました。

鹿児島でも伊礼智氏のセミナーがあったのですが聞き逃したのが今更ながら悔やまれます。しくったなー。




かごしま建築/まちなみマップ作成しました


かごしま建築/まちなみマップ
twitter @kagoarchimap

昨年から考えていて手をつけられてなかったかごしま建築/まちなみマップを作成しました。
(wordpressテーマはnowhereのサイトのパクリましたw)
とりあえずは誰でも投稿できるようにしていますのでどんどん投稿してください!

身近な面白い建物から、好きな風景・まちなみなどみんなでデータベース化できればいいと思っています。

個人的には建築好きなあの人や、建築の歴史を学んでいる学生さんなどがその建物や都市の歴史やうんちくを交えて紹介してくれたらとても面白いものになるはず。

また、個人住宅等は許可がないと難しいと思いますが、その他施設等で自分で設計したものを設計趣旨等を交えて投稿しあうのも刺激になりそう。

既に壊されたものでもいいかもしれません。

宜しくお願いします!




マルシェ・PANDAの作家たち展 voL1 「パンダの鋳金」


マルヤガーデンズで行われている『マルシェ・PANDAの作家たち展voL1 「パンダの鋳金」』に行ってきました。

最後までいたおかげであごぱんさんが直接型にしている砂に書き込むボーナステージを見れたりしてちょっと得した気分。

画像はワークショップでつくった錫鋳物のメダルです。偶然はみ出た尻尾みたいな部分がツボ押しにぴったりに。早速使っています。(画像はカメラが手元にないのでスキャンしたもの)

鋳金の作品も多数展示されていたのですが、手の跡や思考の跡、時間の流れなどを高密度に定着できるこういう技術は今のものづくりに於いてとても貴重だと思います。機会があれば建築の中の要素として一度お願いをしてみたいところです。

■鋳金作家杉原さんのサイト:Mokuzo Sugihara 杉原木三




妹が小さな雑貨屋さんを開きます。


国分で暮らしている妹が期間限定で小さなハンドメイドの雑貨屋さんを開くことになりました。

場所は自宅の将来ケーキ屋さんを予定していたスペース。googleマップではこの辺りの川沿いです。

随時更新しているブログはこちら
ハンドメイドと雑貨のお店。|* le ciel bleu * 〜青空〜

基本情報は下記ブログにまとめているようです。
* le ciel bleu * インフォメーション

お近くにお越しの際は是非~。




公園で写真撮影


今日はグラフィックデザイナーのM山さんと、とある総合公園に模型撮影に行ってきました。

10個ほどの模型を持っていったのですが、しばらくするとちびっ子が集まってきてミニ展覧会のように。
歩いているおじさんが何人も話しかけてくれたりして、こういう屋外でのゲリラ的展覧会をいろんな場所でするのもいいなー、という気になりました。

子供が走りまわってたり、ボールが飛んできたりとヒヤヒヤもしましたがが、太陽の下の方が模型もなんだか楽しげだし、いい感じの写真が撮れたと思います。

M山さん今日は暑い中、長時間に渡りありがとうございましたー。

(なぜか集まってくるのは子供は女の子、話しかけてくれた大人はおじさんが多かったです。なんでだろ)




B163 『ど田舎のたこ焼き屋とtwitter』『ツイッター×たこ焼き社会論』

著者: otakohan
電子書籍パブー (2010/9)

著者: rectus
電子書籍パブー (2010/9)

このブログとリノベ研のどっちに書こうか迷ったのですが、今の段階では個人的な部分が大きいのでこっちに書きます。
うまく展開できればリノベ研にも書きたいですが。

たこ藩現象の中心にいるotakohanとそれを間近に見ているrectusによる2冊の電子書籍。

市内組としては多分たこ阪を早く発見して長く観察している方だと思うので、これは是非読んで感想を書かねば、ということで読んでみました。(変な生物みたいに書いてすんませんw)

『ど田舎のたこ焼き屋とtwitter』

otakohanの書籍は本人が「感想を書きにくくした」とこっそり?言っていたように確かにぱっと読んだだけでは少し掴みにくいかもしれません。
(おそらく意識的に)当事者もしくは店主としての視点を徹底し、客観的な解説のようなものを省いて書かれているので、そういう解説書・ノウハウ本のようなものを期待していた方はもしかしたら肩透かしをくらったような感じがするかも知れません。

だけど、僕が全部をつかめている自信はないですが、その主観的な視点の文章の中に肝になるような事が散りばめられていています。

たぶんotakohanならもっと丁寧に解説できたはずですが、「こっから先は自分に置き換えて自分で考えなはれ」という感じにわざと大きく余白をとっているように感じました。
たぶんそうやってじっくり噛みながらじっくりメッセージを読み取っていく、そして自分なりに答えを出していく、そんなビーフジャーキーのような本だと思います。

僕もじっくり噛んでみます。

『ツイッター×たこ焼き社会論』

一方rectus氏の書籍は、そのたこ藩現象を現代社会の特徴を絡めて丁寧に解説した本です。
rectus氏はリノベ研にも興味深い記事を上げてくださいましたが、その内容がさらに分かりやすく整理されています。

あらたに出された、「分人ポートフォリオ」「カーニバル支出」等々の言葉は示唆に富みますし、内容については、まー読んでみてください。面白いです。

ポストモダンを生きるモデル

ここで僕の興味に惹きつけてみると、twiiterの利用やたこ藩現象を通じて、またこれらの書籍を読んで感じたのは、このブログでも何度も書いているポストモダンを生きるモデルが少しずつ実現しつつあるということです。

少しツイートを抜き出してみると

onokennote: 早速購入。感想を書くのに僕個人の(悩ましい)関心に引き寄せるならカーニバルからポストモダンを生きるスタンスかな。 RT @rectuswarky: も一度だけ宣伝。おたこはんに続き電子書籍出版なう。たこ焼き無料のおまけ付き。 https://bit.ly/bxdFzu [09/16 22:34[org]]


onokennote: 『カーニバル化する社会』の時の感想では「個人の内面における「感性」の水準が前面化」することに可能性を感じてたけど、たこ藩現象を目の当たりにして今ならどう感じるか。 [09/16 22:36[org]]


onokennote: 「これでいいのだ!」と言いやすくなったのは確か。 [09/16 22:36[org]]


otakohan: @onokennote それの延長+それぞれの繋がりとでも言うか… [09/16 22:42[org]]


onokennote: あの本手元にないですが、たぶん繋がりの視点はあまりなかったですよね。繋がりの質とか意味とか考えだすと深みにはまるけど知りたい。 RT @otakohan: @onokennote それの延長+それぞれの繋がりとでも言うか… [09/16 22:53[org]]


otakohan: 一言で言うと非連続、かと。 RT @onokennote: あの本手元にないですが、たぶん繋がりの視点はあまりなかったですよね。繋がりの質とか意味とか考えだすと深みにはまるけど知りたい。 RT @otakohan: @onokennote それの延長+それぞれの繋がりとでも言うか… [09/16 23:05[org]]


onokennote: あーーーー。非依存ではちょっと違うかと思ってたので、なるほど。 RT @otakohan: 一言で言うと非連続、かと。 RT @onokennote: あの本手元にないですが、たぶん繋がりの視点はあまりなかったですよね。繋がりの質とか意味とか考えだすと深みにはまるけど知りたい。 [09/16 23:09[org]]


onokennote: いや、さっきの一瞬で帰ってきた一言、けっこうすごい。 [09/16 23:16[org]]


otakohan: なので、個人のモデルも変化してる気がしますがよ wRT @onokennote: (cont) https://tl.gd/62l708 [09/16 23:22[org]]


otakohan: 現代を生き抜くのに一番必要なスキルは、自分の中に沢山の矛盾を抱え込むことなんだけど、真面目な人にはそれがわからんのです。 [09/17 19:24[org]]


カーニバルについては
オノケン【太田則宏建築事務所】 » B128 『カーニヴァル化する社会』

僕の理解では、このモデルは”今までは社会の慣習や宗教、常識などによってある程度枠組みがあったものが、ポストモダンの社会では全てが個人の選択にゆだねられるようになる。そこには依拠すべき理念や物語は存在しない。だけども、人間はそんなに孤独で際限のない自由の負荷に耐えられるほど強くはない。そこで、これまでの慣習などに代わってデータベースがさまざまな選択のためのネタを提供してくれる。”というもの。

というような理解だったのだけど、それで本当に”孤独で際限のない自由の負荷”に耐えられるかというと、ちょっと難しい感じがしてました。

だけど、otakohanの言う「非連続な繋がり」「自分の中に沢山の矛盾を抱え込むこと」のようなことの可能性のようなものがここへ来てなんとなく体感できるているような気がしています。

まさに

onokennote: 「これでいいのだ!」と言いやすくなったのは確か。 [09/16 22:36[org]]


です。

ただ、カーニバルをよしとする不安から自由になるには
オノケン【太田則宏建築事務所】 » B064 『脱アイデンティティ』

ここから抜け出すために、またこのような社会で生きるために必要なものは「欲求をもつための体力」のようなもの、言い換えると「野性」のようなものかもしれないな、と少し思った。

みたいな体力(otakohanの言葉だと「日々足腰を鍛えておくこと」?)が必要なのかもしれません。

建築と分人

rectus氏の分人に対する論を読んでいると、最近多い建築の分散・分棟プランへの欲求に重なる気がしました。
一つの建築(個性)としてのアイデンティティを重視するのではなく、例えば個々の振る舞い(分人)の関係性を豊かにすると考えれば、両者に時代の空気として重なるところがあるのかもしれません。

「振る舞い(分人)ポートフォリオ」のバランスをプロデュースするというのも、ある振る舞いを少し過剰にしてみたり、新しい振る舞いの重なりを発見する面白さ、みたいなのに通じそうです。

ついでにいうと、分人ポートフォリオのうち、僕は明らかに建築分人が過大ですね。いいか悪いかはよく分からないけど。

本当は事務所開設当初の時間があるときに、自分の分人ポートフォリオのバランスをいろいろいじってテストしてみようかと思っていたのですが、しばらくは”建築分人”ばかり一層ひいきすることになりそうです。

まー、今のところ自分の分人バランスに不満があるわけではないのでいいんじゃないでしょうか。

さて、これをリノベ研的に展開できるだろいうか。rectus氏が言い切った感があるから難しいな。




W051 『夕暮れ散歩-照国・平之・山下町』

写真は東川さんの解説のおまけみたいなものなので夜にでもアップします。

▼1.照国神社からスタート

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▼2.折田兼至記念碑

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▼3.桜島爆発記念碑

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▼4.県立興業館

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▼5.城山遊歩道入口近辺

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▼6.向田邦子居住跡地]

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▼7.上村大将誕生之地

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▼8.平田靱負銅像

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▼9.杉田久女生誕地

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薩摩義士はtwitterでちらっと見たけどよく知らなかった。
今回は集中力が欠けていたので街並み等に目がいかず。もう少し意識的に見ないとなー。




HS-24

先日、火・水曜日の有給を使って一案作成しました。
今日は大まかな作業工程を書いてみます。
(工程はかなり個人差があると思います。僕なりの今のやり方ですし、展示用なので実際の工程とは少し異なります。)

まず、メモ書き用のノートに簡単なスケッチを1枚。割と思いつきです。

なんとなく行けそうな感じがしたところでCADで3Dに起こしながら全体を整えます。
大まかな寸法の補助線を引くぐらいで全体を見ながら直接起こしてます。
以前は平面・立面・断面ぐらい大まかに書いてから起こしてましたが、このシリーズは実際に建てるわけではないのでフィーリングとスピード重視で。
模型でスタディするのをCAD上でしてる感じですね。時間がたっぷりあれば模型でスタディしたい気持ちもあります。


1日目の午後をつかってだいたいここまで。

2日目、おこした3Dを陰線消去したり平面で切断したりして模型の型紙になりそうな状態にします。
型紙用なので立面は多めにプリント。

A4にプリントした型紙をパーツごとに分けて、貼ってはがせるスプレー糊で模型材料(スチレンボードや厚紙がメイン)に貼りつけます。
そして、型紙に沿って切りだして組み立てます。細かいパーツは現物の寸法をあたりながら作成。
模型見ながら気が変わって構成を微調整するのでCADそのまんまにはなりません。

あとは木や人の点景を入れて完成。模型のスケールは100分の1です。

12月に模型展のようなものを予定していて28案展示するつもりなのであと4案。
2案はこれぐらいの精度でざっとつくって、最後の2案はそれなりに時間をかけて50分の1でつくりたいなと思っています。




GOOD NEIGHBORS JAMBOREE 2010

家族の体調のこともあり半ば諦めていたGOOD NEIGHBORS JAMBOREE。土壇場で行けることになり長男と参加してきました。(決め手は録画していたTEGE2)

天気が良すぎたこともあり息子にはちょっとハードだったかも知れません。でもめちゃくちゃ楽しめました!いや、行ってよかった。

記念すべき第一回目のサクラ島大学の授業は息子がすぐに外に出たがったので結局きちんと受講できませんでしたが、そんなこともあろうかとICレコーダーを持って行っていたので録音を頼みました(なおちゃんありがとう!)。後で1限目と2限目をゆっくり聞く予定。

ものをつくる立場としてはやっぱりしょうぶ学園のパフォーマンスにやられましたね。ほんとに楽しかった。

あと、2年分ぐらい肩車しました。トイレへ担いでくのも何往復しただろうか。
普段は4歳児の肩車なんてたいした時間できないのに、これだけの時間肩車をできたのは音楽のちからだなー。

そんなこんなで関係者の方々お疲れ様でした。ありがとうございました。




新聞テンマチ

8月20日発行の新聞テンマチ第9号にマルヤガーデンズに関する文章を寄稿させて頂きました。
PDFはこちらからどうぞ)

他にもいろいろと書きたいことはあったのですが、今のタイミングだとマルヤガーデンズの試みを僕の知っている範囲で出来る限り正確に伝えたかったのであの文章になりました。
東川さんの記事と隣合わせなので僕の文章の硬さが際立ってますね・・・。

一定の文字数の中で文章を書く難しさをすごく感じましたし、出来ているかどうかは置いといて、全体の構成やディテールやリズムなんかを意識せざるを得ない点等建築のデザインにすごく似ていると思いました。あれでもすごく時間がかかったのですが、文章を職業にしてる人はすごいや。

文字が大きめですごく読みやすいです。数十部頂いてますので欲しい方は言って下さい。




ぽこぽこシステム_建築メタver

前の記事でもリンクを貼った”ぽこぽこシステム”は例えば”建築文化”のようなことにも当てはめられそうに思います。

  • 産出物を”建築文化”のようなものを持った何かに絞る。建築的ぽこぽこ。何でも良い。
  • 建築的ぽこぽこが発生・産出している働きを建築的ぽこぽこシステムとする。(こう書くと箱物が量産されてる感じがしますが、産出しているのは”建築文化”のようなものを持った何かです)
  • 産出には変形と破壊も含まれる。
  • 産出物のうち次の建築的ぽこぽこシステムに参与するものを構成素とする。

とすると、オートポイエーシス・システム的に捉えられそうです。

例えば建築文化が浸透している場所では建築的ぽこぽこシステムが活発に機能していると言えそうですし、その逆も言えそうです。

建築的ぽこぽこシステムが活発に機能している状態では建築に対する意識の高い人達が多くなるはずなので、建築家の仕事・役割も増えそうですし、建築の質を高めることにつながるかも知れません。それなら次にどうすればシステムを活性化させられるだろうか、と考えるのは自然の流れのような気がします。

”建築的ぽこ”にどのようなものがありうるかは思いついた範囲でざーっと書いてみます。

  • 良い建物をつくる
  • 建物を利用する人が感動する
  • 口コミで建築の評判が広まる
  • まちなかの建物や景色をみて建築を感じる
  • ウェブ上で建物を紹介する
  • 展覧会を開く・参加する
  • 雑誌やテレビ等で紹介される
  • twitterで建築のことをつぶやく
  • メディアを見て建物を見に行く
  • 設計プロセスに参加してもらう
  • 講演会やワークショップを開く・参加する
  • 学校で”建築”を教える
  • 小説に建築を感じる
  • 絵に建築を感じる
  • 音楽に建築を感じる
  • 昔の生活に建築を感じる
  • 現在の生活に建築を感じる/li>
  • 未来の生活に建築を感じる
  • 建築史を描く
  • 建築マップをつくる
  • まちなかで普通の人が建築や景色について語り合う
  • 古き良き建物を大切に使う
  • 古き良き建物が壊されてしまう



建築的ぽこぽこシステムの根底には”良いものをつくる”というのがあるのは間違いないですし、ほとんどの方はそれに対して真剣に取り組まれているのだと思います。
しかし、建築的ぽこぽこシステムを維持・活性化するためにはどう働きかければいいかという視点で考えると、”良いものをつくる”ことの他にもできることがあるように思いますし、システムのコードを書き換えるような斬新なアイデアがでないとも限りません。

当然、徹底的に”良いものをつくる”ことにのみにこだわるのも有効だと思いますし、批評家やメディア関係者に任せるべきだというものも多いかもしれません。それに僕自身が何らかの策をもっている訳ではないです。
だけども、こういう枠組みをとりあえず提示することで、例えばuwagakiさんが視点を拡げて下さったように思わぬ展開が生まれるかも知れません。

ということで今日はここまで。
なんか当たり前のことを書いただけで何かが明確に浮かび上がった感覚がないので、後で思いついたら追加記事を書くかもです。
(ベタ・メタ・ネタ的に書いたほうが分かりやすかったかなー。本当は「ぽこぽこシステム_建築ベタver」の方をちゃんと考えたい・・・。)




B162 『オートポイエーシス論入門 』

山下 和也 (著)
ミネルヴァ書房 (2009/12)

今考えてることと直接的に関係があると思い、オートポイエーシス論をちゃんと理解しようと思い読み始めました。
『使えるオートポイエーシス論』を目指しているだけあって難解なオートポイエーシス論がみごとに整理されています。これで10年前に買って何度も挫折している河本氏の『オートポイエーシス―第三世代システム』がすっと読めそうです。
ただし、整理されていると言っても感覚的なコツをつかまないとなかなか理解が難しいのでオートポイエーシスを掴みたい方は先に 『オートポイエーシスの世界―新しい世界の見方』を読まれることをおすすめします。

ぽこぽこシステム論

ちょうどこの本を読み始めたときにマルヤガーデンズでジェフリー・アイリッシュさんと山崎亮さんの対談があり、どういう見方でイベントに臨むかを考えているときに「ぽこぽこシステム論」というのを思いつきました。

オートポイエーシス的ぽこぽこシステム論 – かごしま(たとえば)リノベ研究会(ベータ)
もう少し読み進めていくと、オートポイエーシスの社会システム論で言うところの構成素はコミュ二ーケーションである、というのを置き換えたに過ぎないと分かったのですが、考えた結果がオートポイエーシス論と重なったのは嬉しかったです。(その後@rectuwarkyさんが面白い論を展開して下さっています。)

オノケンノートとリノベ研

リノベシンポ鹿児島の後、なんの確信もないままかごしま(たとえば)リノベ研究会(ベータ)というサイトを立ち上げたのですが、ここに来てようやくサイトの立ち位置のようなものが見えてきたように思います。

オノケンノートとリノベ研、2つのサイトの立ち位置の違いを書いてみると、オノケンノートはあくまで僕個人の建築に対する考え方などを書いているサイトですが、リノベ研は建築分野の内外を問わず、いろいろな方の”産出物”、作品であったりテキストであったり姿勢であったり、が織り成す場、個々の活動をメタで見て考える場になればと思っています。(この論で言うところの1階言及システムもしくはn階言及システムにあたると思います)

リノベと関係ないようですが、今思えばリノベシンポ鹿児島で感じたもやもやは、具体的なリノベに関してではなくおそらく、個々の活動の繋がりの場や仕組みについてだったのだと思えるので方向性としては間違っていないように思います。(そもそも個人でリノベを考えるならサイトを立ち上げる必要はなかったはず)

なので、オノケンノートには自分が建築と向き合うときにどう考えるかという、どちらかというと自分に向けて書きます。
対して、リノベ研に書くことは当然自分の思考の整理と言う意味合いもありますが、どちらかというと個々の活動のメタな部分、例えば”リノベ研というシステム”に対して”ぽこぽこ”を期待して投げるような気持ちで書きます。社会外部へと言っても良いかも知れません。
(※社会と行った途端に対象がぼやけてしまいますのでとりあえずは外部へとしときます)

どちらも内部・外部両方に向けて書いてる部分はありますがウェイトとしてはそんな感じです。

オノケンノート的オートポイエーシス論

オートポイエーシス論はリノベ研的には社会システムとしての動きを記述・理解するのに助けになりそうに思うのですが、オノケンノート的にはどういう意味があるでしょうか。
もともとオートポイエーシスは個人的に(オノケンノート的に)追っていたものですが、

onokennote: オートポイエーシスにもう一つ期待しているのは設計プロセスについて。理論化まではしないと思うけどなんとなくのイメージはある。 [07/06 13:39[org]]


onokennote: 超線形のような感じでパラメーターを扱うけれど、設計プロセスのなかでパラメーター自体が生まれたり消えたり変化しながら全体の構造自体が動的に推移していくことで複雑性を得るようなイメージ。ただし超線形のような共有可能性は失われる。 Dot のやり方に近いかも。 [07/06 13:39[org]]


onokennote: と言っても設計論のようなものを実際の設計に活かす機会は今までつくれてない。それが出来るかできないか、必要か必要でないかも今後の課題ではある。 [07/06 13:42[org]]


というように書いているように設計プロセスについてヒントがありそうな気がします。
設計行為は施主や敷地や社会や経済や図面や模型や・・・、諸々とのコミュニケーションであり、継続的なコミュニケーションの中で例えば図面や実際の建物や関係者の満足感などを産出する一連の流れと考えられると思います。それは小さな社会システムとしてオートポイエーシス的に十分記述・分析できる可能性があると思うのです。
これは、個人の中でも言えると思いますし、dot architectsのような超並列?的な設計作業にも言えそうです。

それに、どんなものづくりであっても、さまざまなレベルで言えることだと思うので、リノベ研で考えたことがこちらにフィードバックもできるんじゃないかと思います。

またオートポイエーシスの環境、相互浸透、撹乱、コード、構造的ドリフト、構造的カップリング、言及システム、共鳴と言った概念を自分の目の前のことに置き換えることでその構造が見えてきて計画・対処できる可能性があるかもしれません。

そうでなくても、産出物のメタの部分でシステムが作動しているイメージを描けることは見方を拡げてくれそうです。