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暮らしをつくる

コムストアで「暮らしをつくる」をテーマに、ブルースタジオ大島さんとアカツキ建築設計二俣さんのトークセッションがあったので行ってきました。

あえて強調すると、大島さんは俯瞰した視点から、関係性を編み込みながら暮らしを編集するような外からの視点、二俣さんはものをつくる手さばきの中から暮らしを組み立てていくような内からの視点。そのバランスがとてもいい感じのトークセッションでした。

20世紀に躍起になって求めた利便性の多くは、関係性を断ち切り、生活・暮らしを切り売りしていくことと引き換えに得られたものが多く、その過程で生活がどんどん受動的なものになっていったように思います。

仮に20世紀を受動と分断の時代だとすると、21世紀はこれまで手放してきたものに光を当て、関係性を紡ぎながら再び手元に引き寄せていくような、能動と関係性の時代となっていくはずです。

そんな時代の中で暮らしをつくっていくには、関係性を編み込むための俯瞰的・編集的な視点と、関係性の拠り所となるようなものをつくる手さばき、そのどちらもがますます重要になってくるのでしょう。

(トークを聞きながら、そんなことどっかで書いたなー、と思ったら「雑木林と8つの家」に参加した時でした。スライドをアップしたのを思い出して、検索したらまだ残ってた。 https://www.slideshare.net/onokennote/320-12123035 めっちゃ懐かしいし、今考えても思いのこもった良いプロジェクトだったと思います。)