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引き算の成果

例の勝負は今のところ決着つかず、というところです。
このままでは、夏が終わるころには筋肉ムキムキ夫婦になってるかもしれません。

足し算的な考え方、引き算的な考え方というのがあると思います。

例えば運動不足の上に偏った食事で体調がすぐれないときに、ジムに通い、薬やサプリメントを摂り、DVDを買うのは足し算的な考え方。

それに比べて、僕の挑戦(?)は引き算的だと思います。

原付を自転車に変えるだけで、健康を手に入れられる上、ガソリン代が毎日の野菜ジュースに変わり(1日のガソリン代がおよそ120円)、気力・体力、おまけに毎日80分のボーっとする時間ができるので知力もつきます。
足し算的な解決策に比べると、ジムに通ったりDVDに向かう費用や時間も節約できます。

対処療法的に足し算をしていくとどこまでも際限がありませんが、根本の原因を見直し引き算的に対処することで、足し算的な対処よりもより多くのものを得られるということは多々あると思います。
引き算の過程には知恵や工夫の入る余地もふんだんにあるので、考え方を変えることで多くの楽しみも得られます。(何よりも、引き算のほうがエレガント!)

ただ、資本主義の社会は消費を促そうと対処療法的、足し算的なものを、あたかもそうしなければ怠惰だといわんがばかりにしつこく、狡猾に勧めてきますが。

同じようなことが住まいにも言えると思います。
資本主義社会の囁きに少しの間耳をふさぎ、じっくりと引き算的に住まいを見つめてみた方が、自然とのつながりや安らぎといった、より多くのもの、当初の目的であったはずのものが得られるのではないでしょうか。

足し算をする前に、そもそも「何が目的」で「何が原因」かを少し立ち止まって見つめなおし、増やすのではなく減らすことはできないかを考えてみるのも楽しいものです。

(ちなみに体重はまだ引き算されてないようです・・・)