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オーテマウンテン

ホワイトギャラリーで大寺さんの個展があったので行ってきました。

オープニングに行きたかったのですが、なんとか最終日に滑り込み。

今回の個展の説明書きをホワイトギャラリーのブログから引用させていただくと

2010年代の始まり。手塚治虫や小松崎茂の描く未来都市を創造しながら成長した自分からすると「かなり地味な」21世紀を迎えているように思う。「こんな筈じゃなかった」と同世代の多くは感じているのではないだろうか?
(中略)
地味な21世紀、しかも田舎暮らし・・・山から生まれた妄想で、同世代が感じている「過去における21世紀のイメージ」と現在を埋めてみたい。そんなコンセプトの作品群です。

『「過去における21世紀のイメージ」と現在』がどのように埋められているのかすごく楽しみにしていた展覧会です。

具体的なイメージを持てないまま生産され続けるなし崩し的な風景のことを考えると建築がまさに考えないといけないテーマだと思いますし、僕らも未来を描くことに対してもっと積極的にならないといけないと感じました。(これは大寺さんのイラストを見る度にいつも感じるし、大寺さんの描く未来に勇気づけられる)

作品の中に写真とイラストを組み合わせたものがあったのですが、妻は「写真とイラストだとすごく身近に感じられた」と言っていましたし、興味を持たれる方も多かったように思います。

建築も例えば、写真に模型やパースをコラージュしたものの合同展覧会なんかをして未来を描いて見せることは出来るかもしれません。

本物をつくれるんだから建築で勝負しろ、ということも当然ありますが、未来を作ることと未来を描くことは区別して行ってもいいように思います。

未来を描くことは地方にとって特に大切なことだと思うのですが、鹿児島にもそれぞれのやり方で未来を描こうとされている方がたくさんいて、最近そういう方に会える機会が増えてきたのは嬉しいことです。

そんな中、今回も大寺さんに前から一度お会いしたいと思っていたアトリエ環の田村さんを紹介して頂いたり、twitterではやり取りさせて頂いていた鹿大の学生さんたちに会えたりと嬉しい出会いがたくさんありました。
(一瞬ギャラリーにいるのは大寺さん以外はほぼ建築関係者という不思議な空間に!)

僕も建築談義ができる人と知り合えるようになってきて本当に嬉しいです。ほんの半年前までは建築失語症になるかと思ってましたよ。(それでブログを書いていたのもあります。)

あー、やっぱり文章がtwitter的になってしまう。相当意識して文章書くようにしないとこのままだとやばいかも。