SSRK ~新照院の家(改装)

001

築25年ほどの住宅の改装。
既存の建物が建主のこだわりを感じさせるしっかりとしたものであったが、

  • ・居間にあたる部分が一段上がった和室になっており、LDKがそれぞれ分節されて現代の主室としては少し狭く感じられる。
  • ・居間とつながる位置に心地よさそうな広縁があるが、居間とは視覚的に切断されている。

の2点を改善するために、方向性として

  • ・居間を既存ダイニングのフローリングと同レベル・同仕上げとして一体的なLDK空間とする。
  • ・居間と広縁および前庭の関係性を再定義する。

ことを念頭にスタディとクライアントとのやりとりを繰り返した。

最終的には、居間から広縁へとつながる斜めの壁を新設することで、

  • ・居間と広縁の視覚的な連続性・空間の流れを生み出す。
  • ・壁にベンチ、テレビ台の機能を与えるとともに、アルミサッシの枠や桟を隠して庭への見えをシンプルなものにする役割を与える。

といったことを実現させるように考えた。
予算は限られているため、全体的にできるだけ少ない手数の操作で見え方を整理し拡がりを感じられるように工夫している。

当初は既存の「和」に新設の「洋」をぶつけることでメリハリをつけることを考えていたが、クライアントとのやり取りの中で徐々に変化し、現在の形に落ち着いた。

結果として、長期間過ごす住宅としての落ち着きや、予算のバランスの面からいいところに落とし込めたのではと思う。
 

2015年12月竣工 住宅改装
敷地面積:–
延床面積:–
構造:木造2階建て
施工:N3建設

007

016

BEFORE
019

020