HTGH ~UA0182C027の家

当初2階建てで計画をしていた住宅であるが、途中、クライアントの英断とも呼べる判断によって平屋建てに変更し、床面積を抑えた分の費用を耐震性や省エネ性といった住宅としての基本性能を上げることに充てる、というように方針を変更した。
求められた性能はUA値<0.2W/㎡K、Q値<1.0W/㎡K、C値<0.5c㎡/㎡というものであったが、最終的にUA値=0.182W/㎡K、Q値=0.863W/㎡K、C値=0.267c㎡/㎡という性能を満たすことが出来た。
ここで使われた手法は
・内外付加断熱及び超高断熱サッシ、吹き込み材による屋根断熱及び基礎断熱による断熱性能の強化。
・桁上断熱による2重天井と内部付加断熱による2重壁による、気密ラインの明確な定義付け、及び気密ラインと設備配管スペースの分離による気密性能の確保。
・熱交換換気ユニットによる換気による断念つロスの低減。
・高断熱パッケージと床下エアコンによる暖房の省エネ化。
・季節ごとの太陽軌跡に合わせた開口部と庇の形状検討、及び外付けブライドによる日射コントロール。
・構造用面材による耐震性の強化、及び制振ダンパーによる地震時の損傷軽減による資産保護。
などである。

特にここまでの高気密化は経験がなかったため、はじめての施工でも確実に気密性が担保されるように、設計と監理には細心の注意を払った。
施工会社が期待に応えてくれたこともあり、鹿児島ではなかなかお目にかかれない性能の住宅ができたと思う。

2018年1月竣工 住宅
敷地面積:205.79㎡(62.25坪)
延床面積:97.44㎡(29.48坪)
構造:木造平屋建て
施工:N3建設