B080 『白井晟一空間読解―形式への違犯』
副題にあるとおり「形式への違犯」を読み解く。
モダニズムのルール(オキテと言ってもよい)は便利ではあるが、それだけでは何かが足りないものになってしまう。
白井にはそれに捉われない強さがあった。
ルールをほんの少しはみ出せるだけの強さをもつこと。
その強さは自分の中に見つける以外にない。
自由とは強さのことではないか。
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