「かごしま観光まちづくり」シンポジウム メモ

ドルフィンポートでシンポジウムがあったので行ってきました。

前半の基調講演が西村浩(ワークヴィジョンズ)さん、後半のパネルディスカッションが西村さん、吉岡宏高さん(札幌国際大学)、奈良迫英光さん(鹿児島県観光チーフプロデューサー)、砂田光紀さん(オフィスフィールドノート)、田村省三さん(島津興業尚古集成館館長)という豪華メンバー。

西村さんは何年か前の山崎亮さんとの対談で「自走力」という言葉を聞いてから気になっていた方ですし(■『新しい公共』と自走力のアーキテクチャー – かごしま(たとえば)リノベ研究会(ベータ)で引用)、砂田さんや田村さんともご縁があったりしたので楽しみにしていました。

シンポジウムはそれぞれの方の考え方が見えて面白かったです。
最近ブログをサボり気味ですし個人的な備忘録も兼ねてメモしておきます。(発言者の発言というよりはごちゃまぜにメモしたものがベースなので支離滅裂です・・・)


・縦割りで分断していたそれぞれをつなぐ。隙間(をつなぐ)産業。
・動機-反応-結果戦略として描く。
・「変わらない価値」
・(市民を巻き込んで)マチの基礎体力をつける。
・鹿児島駅のポテンシャルとは。
・物語「かっこ良い」ということ。
・個人旅行・新しい旅行形態に対応する必要がある。
・取り残されている、ということは一つの資産・優位性になるのではないか。
・のびのび、ゆっくりとした時間が流れている印象を活かす。
・桜島に一番近い駅。ここから始まった、始まる駅。中央駅とは違う価値付けできるポテンシャル。
・奄美・琉球の風を感じられるような。歴史とともに。
・手間を惜しまない。本物とは。
・「歴史を知らない・興味がない」から「自走力(アイデア・好きと金・組織)」の隙間をどうデザインしていくか。
・中央駅から乗り継ぐということは、時間の尺度や気持ち・テンションを切り替えるための儀式のようなものと捉えて「時間」をデザインしていくような流れにのせれば、けっこうポジティブな要素ではないか。
・戦略を共有することの大切さ。←このためには「規模感」をつくる・デザインする、と言うことも重要なのではないか。
鹿児島駅というものを据えることで生まれる規模感・共有感というのはあるはずで、それをしっかり意識して展開・デザインしていくことも重要なのでは。入れ子状の規模感設定と時間尺度と交通のデザイン。


最近、別の場所で「個人」と「社会・まち」との間をどうデザインするか、というような話をしていて、そこと重ねながら聞いていました。

多くの人が「歴史やまちに興味がない」という状況の指摘もありましたが、例えば人の中に「個人」と「社会・まち」という概念があるとすると、多くの人はその間というものをほとんど意識していないような気がします。空間的に考えると存在しない。
その間の距離もまちまちだと思うのですが、その間をどうやって空間化していくか、というのが大きな課題でありデザインの可能性のある部分なのだと思います。
空間化というのも全くのイメージなので申し訳ないのですが、1次元のほっそりとしたベクトルのようなものしか存在しなかった部分を実体・実感を伴った3次元の空間にしていくという感じでしょうか。
img
▲こんな感じ・・・?

おそらく、西村さんの市民を巻き込んで自走力をつけていくようなやり方も、砂田さんの言われたかっこ良さ、歴史の風格をつくっていくというようなことも、この隙間の空間化と捉えれば同じことなのかなという気がします(岩見沢駅の例などはそのための装置とも言えそうです)。観光についても一定期間の旅の中でどれだけ空間化できるかというような見方ができるかもしれません。
どちらにせよ、社会の構造(人口・経済・価値観等)が変わる中で、この空間化の部分を誰がどのように担っていくのかというような問題は今後避けては通れない問題だと思います。
もしかしたら、昔は日常の生活の中にそういった空間化の作法が組み込まれていたのかもしれないと思うのですが、成長の仮定で見失ったそれらの作法を取り戻すことが生活を考えるということなのかもしれません。
これは、仕事上の方向性や個人の生活を含め自分自身のそれをどうやって空間化していくのか、という問題とも重なるのですが・・・。




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