DVD 『博士の愛した数式』

博士の愛した数式 寺尾聰、小川洋子 他 (2006/07/07)
角川エンタテインメント


週末にDVDを借りてきてよく観るのだけど、映画についてコメントするのはどうも苦手。
そんななか、これはちょっと感想を書いておきたい映画だった。

”数式を愛する”っていうのをテーマにどう描くのだろうかと、前から気になっていたのだけど思ってた以上に良く描かれていて、まったく嫌味なく数の神秘を感じさせてくれます。

数字という記号そのものは人間の使う道具の一つに過ぎないのかもしれないけど、その道具を通して見えるのは自然であり宇宙の仕組みである。
それは浅はかな人間の考えをはるかに超えて、寛容に全てを包み込むように存在している。
博士が包み込むような優しさを持っているのはそのためで、きっと数式を通してまっすぐに真理を見つめているのだ。

建築でも古代のオーダーからコルビュジェのモデュロールとその多くの歴史は数字に魅せられて来たと言ってもいい。
それによって、建築の中に自然の寛大さを得ようとしてきたのだと思う。

自然のエッセンスを獲得しているものに触れると、私たちの中のDNAに刻まれた自然のかけらが共鳴する。
自然のかけらを鳴らす技術を磨かないといけない、と改めて感じたのだが、そういうエッセンスを見事に表現した映画でした。

他にもオートポイエーシスやその他生物システム論などヒントになる気がする。アフォーダンスの佐々木正人氏は精力的にデザイン関連の本を書いている。面白そう。




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