模型の精度


ようやく一つ目の模型が出来上がりそうです。


模型は作っているうちにだんだん精度もスピードも上がってくるのですが、精度が上がればそれでいいというものでもない気がします。

あまりカチっと作ってしまうと表情が硬くなりすぎてしまうのですが、実際にホンモノを作る際は今の工業製品の組み合わせによる作り方だとその硬い表情の方が容易で、表情を崩す方が手間もコストもかかります。

模型を作るときの手仕事によるムラのようなものを実際に作るとなると藤森さんのように技術に踏み込む方法か、ムラそのものを抽象的に捕らえなおして工業製品の高精度でそれを再現する方法(伊藤さん、藤本さんがそうでしょうか)があるように思います。

模型のムラからも発見できることがあるのですが、1/100模型だと、実際に模型を見て感じる精度と写真にしたときに感じる精度が違うのは困ったものです。

一番厄介なのをやっつけたので、明日からは『metabo-baby』の模型にはいってばんばんつくるぞー。

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コメント:2

    すっとん卿's Gravatar すっとん卿 09-01-19 (月) 13:45

    初めまして。
    このエントリーについて、ということではないのですが。
    今日たまたま、このページを見つけて、
    ざっと数年分さかのぼって拝読させていただきました。

    率直に言って、鹿児島でここまで、
    建築や街について、考え、読み、行動している人がいる
    と初めて知って、とても感動しました。

    実は、仕事で、鹿児島の建築や街並みについて
    いろいろ考えたりする機会が多いのですが、
    これまでどうしても悲観的になりがちだったのです。
    私と同い年のようですが、
    私よりもはるかに知識と積極性がある、
    しかも設計者ということで、とても勇気付けられました。

    これからもこのページのファンとして、
    更新を楽しみにしています。

    オノケン's Gravatar オノケン 09-01-19 (月) 22:57

    >すっとん卿さん
    ありがとうございます!!
    そんな風に言っていただけると、とても励みになります。

    ”行動”に関しては、まだモノづくりとして何も出来ていない、という負い目もあるのですが、よいものがつくりたいという気持ちは強くもち続けたいです。

    建築や街並みについて関係が深い方のようですね。知らないことやアドバイス等ありましたら教えて頂けると嬉しいです。

    これからも(同じ鹿児島を考えるものとして)どうぞよろしくお願いします。

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